お笑い界において「異端児」と称されながらも、圧倒的な実力でカルト的な人気を誇るコンビが金属バットです。
丸坊主の小林圭輔と、長髪に泉州弁の友保隼平という強烈なビジュアルを持つ二人は、かつてはどこの劇場にも属さないインディーズライブの星として知られていました。
しかし、近年の賞レースでの活躍は目覚ましく、2026年には「上方漫才大賞 奨励賞」を受賞するなど、名実ともに関西を代表する漫才師としての地位を確立しています。
本記事では、そんな彼らの出会いや学歴、若手時代の苦労から現在の華々しい活躍までを徹底調査しました。
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小林圭輔 プロフィール
- 担当: ボケ、立ち位置は向かって左
- 生年月日: 1986年3月6日
- 出身: 大阪府堺市
- 特徴: 丸坊主、身長182cmの長身
- 趣味・特技: ネットサーフィン、読書(SFから宗教本まで週7冊ペース)、格闘ゲーム(ストリートファイターでマスターランクを保持する腕前)
小林は母子家庭で育ち、俳優の大東駿介とは幼馴染という意外な繋がりを持っています。少年期には、極貧生活で引きこもっていた大東を助け出したというエピソードもあり、現在も親交が続いています。2023年には結婚を発表しました。
友保隼平 プロフィール
- 担当: ツッコミ、立ち位置は向かって右
- 生年月日: 1985年8月11日
- 出身: 兵庫県明石市生まれ、大阪府堺市育ち
- 特徴: 長髪、出っ歯、猫背、コテコテの泉州弁
- 趣味・特技: バイクの運転、映画鑑賞、メダルゲームの修理
友保は、2015年頃から伸ばし続けている長髪がトレードマークです。
これまでに数回カットし、その髪をヘアドネーション(病気などで髪を失った人のためのウィッグ寄付)に役立てるという、芸風とのギャップがある一面も見せています。
また、見取り図の盛山晋太郎とは小・中学校の同級生です。2024年に結婚を発表しました。
金属バットの学歴:堺市立工業高等学校での運命的な出会い
二人の出会いは、大阪府立堺市立工業高等学校(現在の堺市立工科高等学校)の時代に遡ります。
二人は共に「材料システム科」に所属する同級生でした。
高校時代から親しかった二人は、卒業後すぐにお笑いの道へ進んだわけではなく、それぞれ異なる道を歩んでいました。
小林は、高校卒業後に一度は寿司屋へ就職しましたが、職場での暴力に耐えかねて退職しています。
その後、別の会社へ再就職したのち、再び退職してパチンコ屋のアルバイトでNSCの入学金を稼ぎました。
一方の友保は、定職に就かずに家を追い出され、フリーターとして過ごしていました。NSC入学前には、映画の専門学校に通っていた時期もあったといいます。
若い頃の苦労と「劇場所属なし」の下積み時代
2006年4月、二人は共にNSC大阪校(29期生)へ入学し、コンビを結成します。
同期には、見取り図、さらば青春の光、ランジャタイなどが名を連ねています。
しかし、彼らの芸人人生は決して順風満帆ではありませんでした。
彼らは大阪吉本の若手拠点である「baseよしもと」や「よしもと漫才劇場」といった公式の劇場に一度も所属したことがありません。
そのため、長らくインディーズライブ(地下ライブ)を中心に活動し、一時期は個人事務所所属の形式で賞レースに出場していたこともありました。
当時の生活は困窮しており、小林はコンビニ(ファミリーマート)の夜勤、友保はゲームセンターや天王寺動物園のソフトクリーム売りなどのアルバイトで食い繋いでいました。
この生活は、2018年にM-1グランプリで注目を集めるまで続きました。
YouTubeラジオから火がついた「カルト的人気」
劇場での後ろ盾がない中、彼らの人気を支えたのは自主制作のYouTubeラジオでした。
2013年から開始した『金属バットのラジオバンダリー』は、その破天荒な内容と鋭いワードセンスで熱狂的なファンを獲得しました。
この番組のリスナーからは、後に芸人となるラランドのサーヤなど、現在のエンタメ界で活躍する人材も輩出しています。
2020年からは後継番組となる『金属バットの声流電刹』がスタートし、現在も彼らの「ありのまま」のトークを楽しめる場としてファンに愛されています。
現在の活躍:賞レースの常連から「上方漫才大賞」受賞へ
彼らの転機となったのは2018年のM-1グランプリです。
初めて準決勝に進出し、敗者復活戦で披露した漫才が全国的に大きな反響を呼びました。
これ以降、アルバイトを辞めてお笑いのみで生活できるようになり、テレビ番組への出演も急増しました。
特に結成16年目以上の芸人が競う『THE SECOND 〜漫才トーナメント〜』では、圧倒的な存在感を発揮しています。
- 2023年:第1回大会 ベスト8
- 2024年:第2回大会 ベスト4
- 2025年:第3回大会 ベスト4
- 2026年:第4回大会 ファイナリスト進出 4年連続でグランプリファイナル(決勝)に進出しているのは、全芸人の中で金属バット唯一の快挙です。
さらに、2026年4月には、関西の漫才師にとって最高級の名誉である『第61回上方漫才大賞』にて奨励賞を受賞しました。
この大会では、M-1王者やTHE SECOND王者を次々と破っての受賞となり、コンビにとって初の主要賞レースタイトルの獲得となりました。
広告・メディアへの進出
かつては「テレビ向きではない」と言われた彼らですが、現在では大手企業のCMにも抜擢されています。
特に、M-1予選会場でどん兵衛を大量に持ち帰る姿が話題となったことから起用された、日清食品「どん兵衛」のCM(どん兵衛どろぼう)は、ファンから「壮大な伏線回収」として絶賛されました。
その他、サントリーやIndeedのCMにも出演しています。
まとめ
金属バットの経歴は、既存の「エリート街道」とは無縁の、泥臭くも独創的な歩みでした。
高校の同級生として出会い、劇場所属なしのインディーズ時代を経て、ラジオやライブで培った地力で今の地位を築き上げました。
かつての「尖った地下芸人」というイメージを残しつつも、現在は『THE SECOND』唯一の4年連続ファイナリスト、そして上方漫才大賞奨励賞受賞としております。
現在は、漫才界の頂点に近い場所で輝き続けています。
2026年現在、彼らが名実ともに「漫才界の至宝」へと進化を遂げたことは疑いようがありません。
今後のさらなる飛躍が期待されます。
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