俳優や役者で活躍する役所広司さんの師匠、仲代達也さんの訃報にショックを受けて「突然のこと
すぎてコメントをする心情にありません」とネットニュースで発言しております。
仲代達也さんが主宰する「無名塾」出身の役所広司さん。
役所広司さんの師匠という情報があります。
役所広司さんは、cmや映画ローレライ、テレビ番組、ドラマでかっこいいとか、若い頃が気になるなど話題となっております。
そこで気になり、無名塾の役所広司さんが出演する映画の代表作のすばらしい世界とゴリラモなどについて調べてみました。
役所広司さんのプロフィール
生年月日:1956年1月1日
出身地:長崎県諫早市
本名:橋本広司(はしもとこうじ)
最初のキャリアですが、俳優になる前は、公務員として千代田区役所に勤務していたとの情報があります。
この「役所」での勤務経験が、のちの役所広司という芸名の由来に深く関わっているではと推測します。
仲代達也さんとの出会いと芸名
公務員時代に仲代達也さん主演の舞台に感銘を受け、一念発起し「無名塾」へ入塾したのが、最初の仲代達也さんとの出会いです。
仲代達也さんが役所広司さんに授けた芸名は、当時の勤務先である区役所にちなんだものと、役どころ広しという意味を込めたもののようです。
師匠が弟子の人生のすべてを考慮して命名したと、ファンの間では愛情深いエピソードとして、現在も語り継がれております。

功績としては、「Shall we ダンス?」や「バベル」などで国際的な評価を得たのち、2023年にはヴィム・ヴェンダース監督の「PERFECT DAYS]でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞しております。
日本人俳優として、二人目の快挙を成し遂げおります。
役所広司さん以外でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞したのは、2004年柳楽優弥(やぎらゆうや)さん「誰も知らない」主演の2名です。
カンヌ国際映画祭最優秀男優賞の快挙とは(偉大さ)
カンヌ国際映画祭は、「世界三大映画祭」(カンヌ、ヴェネツィア、ベルリン)の中でも特に芸術性を重視し、最も権威があるとされる映画祭の一つです。
情報によりますと、審査基準の厳格さ(審査員は世界的に著名な映画監督、俳優、評論家)、
そして国際競争の厳しさ(世界中から選ばれたその年の長編映画の主演俳優たち)、
歴史の重みと稀少性(1964年から続く歴史)の中で役所広司さんと柳楽優弥さんの2名が受賞していることは、極めて偉大なことであることがわかります。
例えるなら競馬の世界大会で日本の馬が優勝するような感じかなって推測します。
役所広司さんの出身でもある無名塾とは
役所広司さんの俳優としての礎を築いた場所、それが無名塾と言われております。
無名塾は、1975年に仲代達也さんと、妻で女優・脚本家の宮崎恭子さんによって設立されました。
無名塾の校訓とでもいうのでしょうか?
設立の精神、劇団の東大、修行と規律があります。
設立の精神(商業主義)とは、一線を画し、俳優として生きること、そして人としてどう生きるかを厳しく問うことを主眼としております。

仲代達也さんは、塾生に対して技術だけでなく、人間性の修練こそが役者の土台であると説き続けておりました。
劇団の東大と言われたことは、入塾審査の倍率が非常に高く、過去には200倍に達したこともある理由から劇団の東大と称される狭き門です。
学費は基本的に無料で、仲代達也さんから直接、そして徹底的な指導をうけることになるそうです。
修行と規律についてですが、塾生は日曜日以外は朝から夜まで稽古に励む、いわゆる芝居漬けの生活を送っていたそうです。
役所広司さんは、仲代達也さんから教えられた、現場に早く行く習慣が、その後のプロとしてのキャリアで最も重要だったと役所広司さんご本人が語っております。
これは単なる時間厳守ではなく、役者としての心構えを教えております。
役所広司さんが出演する映画とは
1980年代から今日に至るまで、役所広司さんは常に日本の映画界を牽引しております。

その出演作品の幅広さと、役に深く入り込む演技力は、カメレオン俳優と称されるほどです。
「Shell we ダンス?」、「マルサの女」、「226」や「ローレライ」など数々の名作で重要な役どころを務め、演技の幅を広げてきました。
私が最も好きな映画ですが、ローレライです。
結構、戦争映画を見ますので、役所広司さんの映画といえばローレライですね。
もちろん、「Shell we ダンス?」、「マルサの女」、「226」も見ましたが、私の中ではローレライが面白いです。
主演、役所広司さん、そして、妻夫木聡さん、香椎由宇さん、柳葉敏郎さん、堤真一さん、石黒賢さんなどが出演しております。
舞台は、1945年の第二次世界大戦の終戦間際、潜水艦の艦長(役所広司さん)が輸送艦を沈めるという任務に就き、
その後、艦長もしらない「ローレライシステム」いわゆる人間ソナーレーダーが搭載されおり、
ローレライシステムを利用し、敵艦を撃破するという映画です。

妻夫木聡さんと香椎由宇さんの関係性や役所広司さんと柳葉敏郎さんが潜水艦乗組員を思う気持ち、任務を遂行する強い気持ちなどが見どころです。
役所広司さん代表作のすばらしい世界とゴリラモ(ゴジラ-1.0)とは
2021年の作品ですが、すばらしき世界は、直木賞作家の佐木隆三さんの小説「身分証」を原案に、西川美和監督が独自の視点を加えて映像化したのもです。
役所広司さんの役柄や演技は、殺人を犯し13年の刑期を終えて出生した、善意と暴力性を内包する複雑な人物を演じております。
社会の冷たい壁にぶつかりながらも、真面目に生きようともがく不器用な男の姿を、役所広司さん鬼気迫るリアリティで演じており、見る人の気持ちを一つにしているのではと思います。
2023年に放映された映画、ゴリラモ「(ゴジラ-1.0)ゴジラマイナスワン」ですが、

主演は、神木龍之介さんですが、この作品が公開された2023年は、
役所広司さんが主演した「PERFECT DAYS」が同年の東京国際映画祭のオープニングを飾り、
両作品が日本映画のレベルの高さを世界に示したと話題になっていたことをいまでも思い出します。
この二つの映画により、役所広司さんの存在が、日本の映画界全体を押し上げる要因の一つであることは、間違いないかと思います。
ここで思ったことは、役所広司さんの俳優としての深みと、人間的な魅力のルーツには、師匠の仲代達也さんと無名塾での厳しくも温かい教えがあったからこそではないかと思います。
役所広司さんのまとめ
役所広司さんの出身でもある無名塾とは、役所広司さんの俳優としての礎を築いた場所、それが無名塾と言われております。
無名塾は、1975年に仲代達也さんと、妻で女優・脚本家の宮崎恭子さんによって設立されました。
設立の精神、劇団の東大、修行と規律があります。
役所広司さんが出演する映画は、「Shell we ダンス?」、「マルサの女」、「226」や「ローレライ」など数々の名作で重要な役どころを務め、演技の幅を広げてきました。
役所広司さん代表作のすばらしい世界とゴリラモ(ゴジラ-1.0)とは、2021年の作品ですが、すばらしき世界は、直木賞作家の佐木隆三さんの小説「身分証」を原案に、西川美和監督が独自の視点を加えて映像化したのもです。
師匠の魂を受け継いだ役所広司さんの、今後のさらなるご活躍を心から期待します。
最後までご覧いただきありがとうございます。


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